育成選手契約から這い上がる選手!

支配下選手登録をされると、色々な面で守られるようになり、1軍でのプレーが可能になるなど、晴れて1人前の選手ということになります。育成選手はそれより一歩手前の選手であり、本当にプロ野球選手としてやっていけるのか、その様子見として育成選手の契約をすることになります。

一方、大けがを負った選手が支配下選手登録から外れ、育成選手として再契約するケース、もしくは外国人でも、実力が未知数な人がこの契約を最初に結び、日本の野球をまずは知ってもらうということになります。

こうした契約は3年が限度であり、その3年の中で結果を出さないことには夢が断たれてしまいます。そうしたこともあり、この契約のプロ野球選手は何としてでも這い上がろうとし、結果を残そうとします。結果として、支配下選手登録となった選手は多く、しかも、大活躍する選手が出るなど、一定の成果を残しています。球団によっては3軍まで作っているところもあり、こうしたところは支配下選手登録だけでは到底足らないため、こうした契約を結んでいます。

以前は任意引退という形で野球留学をすることなどが主流となっていましたが、こうした制度もなくなり、新たな契約制度ができたことでノビノビと野球ができる環境ができています。