短いイニングで活躍するリリーフ投手

現代のプロ野球では、優秀なリリーフ投手の有無が優勝には不可欠だとされています。
バッティング技術の向上により、近代のプロ野球では投手の継投で勝ち星を積み重ねていくことが必要なのです。
各球団とも能力の高いエース級のピッチャーは年間に数試合は一人で投げ切り、リリーフピッチャーの負担も減らしますが、2番手、3番手に位置づけされる先発ピッチャーが投げる試合は、リリーフ投手の投球が勝敗を分ける大きなポイントになるのです。強いチームには左と右で絶対的なリリーフ投手がいるものです。

左打者の際にワンポイントで起用できるピッチャーがいるチームも、接戦を多く勝利していく上で強力なピッチングスタッフを持っていると言えます。短いイニングでキレ味ある球を投げ込むピッチャーは、大ピンチで三振がとれます。
これは大きな強みで、ランナーが3塁にいるような場合、三振がとれるピッチャーがいれば守っている野手も非常に心強いです。
ランナーが3塁にいる場合、バットに当たれば何かの拍子で点が入ってしまいます。内野にボテボテの打球が転がり、完全にうちとった打球でも、野手が慌てて処理を怠ればエラーで得点が入ってしまいますが、三振ならばそういった心配もありません。