野球の守備 センターラインはなぜ重要か
野球の基本はセンターラインとよくいわれます。
これは守備側を表した言葉でセンターラインのポジションがしっかりしていることが重要という意味です。
具体的なポジションとしてはキャッチャー、セカンド、ショート、センターの四つを指します。

キャッチャーに関してはわざわざ言及するまでもないでしょう。投手に要求するボールに合わせてポジションのサインを出したりするのがキャッチャーで、いわば、グラウンド内の監督だからです。
では、セカンド、ショート、センターはどういった点が重要なのかというと、この三つのポジションに共通しているのが守備範囲の広さです。
センターは基本的に左右両側に動かなければならないため、足が速く、守備のうまい選手が任されますし、セカンドもショートもセンターと同様、自分たちの左右にある広大なスペースをカバーしなければなりません。
ファースト、サード、そして外野のレフトとライトとは左右どちらかにファールゾーンがあるため、守備範囲はそれほど求められないのです。
最近ではこの四つのポジション以外にライトの重要性が増しています。
というのは、ランナー一塁のケースでヒットエンドランがかかり、ライト前ヒットが出るとランナーは三塁に進んでビッグチャンスになってしまうからです。
以前はライトというと守備力の劣る選手が守るポジションという認識がありましたが、現在は三塁を狙うランナーを刺せる肩の強さと打球をできるだけ前でさばける足の速さが求められています。